《ウクライナ緊急募金を支払った場合について》
Q ウクライナへの人道支援や医療支援を行いたいと考えています。ユニセフではウクライ
ナ緊急募金として寄付受付を開始したと聞きました。
私個人として、寄付金を支払いたいと思っていますが、注意点はありますか?
A 個人が公益社団法人等、認定NPO法人等に対して寄付金を支払った場合には、所得税・
住民税について税制上の優遇措置があります。
寄付金控除(所得控除)、寄付金特別控除(税額控除)のいずれか有利な方を選択し、
適用を受けることができます。
寄付金控除は税率の高い高所得者は減税効果を受けやすく、税額控除は少額の寄付でも
減税効果が得やすい制度となっております。
いずれの適用を受ける場合でも、確定申告が必要です。
確定申告を行うに当たり、寄付金を支払ったことを証する書類が必要となります。受領
証や振込票等の控えを保管するようにして下さい。
■寄付金控除(所得控除)の計算方法は、以下の通りです。
寄附金の額の合計額-2千円=寄附金控除(所得控除)額
(注)寄附金の額の合計額は、総所得金額の40%相当額が限度です。
■寄付金特別控除(税額控除)の計算方法は以下の通りです。
(寄附金の額の合計額-2千円)×40%=税額控除額
(注1)寄附金の額の合計額は、総所得金額の40%相当額が限度です。
(注2)税額控除額は所得税額の25%相当額が限度です。
※認定NPO法人等に該当するかどうかは、内閣府NPO法人ホームページでご確認頂けます。
また、住民税の税制上の優遇措置につきましては、一部の自治体で寄付金控除の対象とな
っています。対象になるかどうかは、ご自身のお住まいの自治体に確認して下さい。