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日本が世界のブランドになるキーが整理整頓かもしれないと思えてきます。
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こんまり

<2015年7月号>
 
     
 

 米誌『タイム』が、毎年恒例の「世界で最も影響力のある100人」を4月16日に発表しました。選ばれるのはいつも欧米人が多くて、日本人はとにかく少ないんですが、今回は村上春樹さんと近藤麻理恵さん(「片づけコンサルタント」だそうです)という30歳の女性が選ばれました。近藤さんにはちょっと失礼な言い方ですが、村上春樹さんと同時に選ばれ、かつ日本人としてはたったの2人の中の1人なんです。「?(ハテナ)」と思った人がたくさんいたのではないでしょうか。

 本屋さんに行って、近藤さんの本を買って読みました。「こんまり」さん(近藤さんのニックネームで、既に世界的な有名人でした!)の本『人生がときめく片づけの魔法』の帯には、300万部突破とあります。英語版も含めてだそうですが、もちろん英語版がなければ『タイム』には取り上げられませんから、当たり前のことです。

 そういえば、日本の工業製品も含めて、メイドインジャパンは、品質や丁寧な仕事ぶりから、ブランドになっています。これも整理整頓と大いに関係がありそうです。

 証拠の一つは、中小企業においても業績好調の工場に行くと、本当に綺麗な事です。整理整頓が行き届いていて、チリ一つ落ちていません。ほれぼれするほどです。工場を見ただけで、ここで作られている製品の品質に安心感を覚えますし、会社は信頼を勝ち取ることができまます。

 一方、我が国の事務職の生産性は低いといわれ続けています。これも整理整頓に関係がありそうです。

 では、オフィスの整理整頓は何を生むのでしょうか。必要書類を探すのに時間が掛かりません。仕事にすぐ取り掛かれます。そして何よりも大事なのは、出勤した時に、とても良い気持ちにさせてくれます。昨日の仕事の跡が無いわけですから、フレッシュな気持ちにもさせてくれます。結果的に「人が集まる職場」「人が働きたくなる職場」を作り出すのだと思います。

 それは人手不足が常態的な環境において、決定的な優位性をもたらします。それを「こんまりさん」が教えてくれている気がします。そして大きく言えば、日本が世界のブランドになるキーが整理整頓かもしれないと思えてきます。何故なら近藤さんは、「たった一冊の本」で「片づけコンサルタント」として大きな飛躍をして、世界の100人の中の1人に選ばれたんですから。

 本の目次の一部だけ紹介します。
 ・「本当に大切なモノ」の見分け方
 ・ときめくモノに囲まれた生活を送ると幸せになれる
 ・「モノがなくてもなんとかなる」と思えるようになる
 ・本当の人生は「片づけのあと」に始まる

 日本的だとは思いませんか。日本が世界の中で特徴ある国家(クオリティ国家)となってブランド化する。その基礎が整理整頓にあるんだと思うんです。

 
 

 

OAG税理士法人 代表社員 税理士 太田 孝昭 著

※広報誌「春夏秋冬」掲載

 
 


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