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何となくなんですが、「聞く力」の強い会社は人も辞めませんし、長持ちする気がするんです。
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聞く力

<2015年5月号>
 
     
 

 この間、1時間半ほどある人の話を聞いていたら、後日えらく感謝されました。私にすれば、聞いていただけなんです。何かアクションをした訳ではないんですが、そのように感謝された事で、改めて「聞く力」とは何なんだろうと考えた次第です。

 そういえば、阿川佐和子さんの『聞く力』という本が、昨年ベストセラーになりました。きっと、聞く事の大切さに多くの人が気付いた結果なんでしょう。

 では、聞く事は何を生むのでしょうか?
@相手を認める事→ モチベーションが上がる……>
A面と向かっている→ モチベーションが上がる……>
B相手の要望が分かる→ 問題解決の糸口が分かる……>
Cしゃべっている人に責任が生まれる→ 実行力が上がる……>
Dしゃべっている人の責任感が分かる→ 適材適所の配置が分かる……>
E聞いていると冷静になれる→ 問題解決に近づく……>
Fしゃべっている人の能力が分かる→ 適材適所の配置が分かる……>
G情報が集まる→ 戦略・戦術が上手くなる……>
H聞いてくれる人は好かれる→ 人が集まるし成功の確率が高くなる……>
I聞いてあげると人は成長する→ 人材が厚くなる……>

 しゃべるのが専門の人=政治家や士業、学校の先生、医師等、いわゆる“先生稼業”の人の中から、なかなか大物が生まれないのは、この聞く力が弱いからなのかなと納得したりします。

 経営者にあっては、「聞く力」は特に重要です。上述の「……>」の先には、「企業の成長」とか「企業の存続」とかのフレーズが入るからです。

 経営者の仕事は、企業の存続です。そのためには、部下からの信認と情報の収集は欠かせません。それを実現する大事なツールが、「聞く力」なんだと思います。

 「経営者」というと、我儘者が多くて、聞く耳を持っていなさそうですが、決してそんなことはありません。一見すると、そのように映るのは、発信力(しゃべる力)が強過ぎて、相対的に「聞く力」が弱く見えるからに過ぎないんです。

 しかし、人は得てして「高ころび」をします。この「高ころび」の原因を見ると、「聞く力」が弱くなった事が大きな割合を占めている気がします。聞く事ができなくなるのは、「傲慢」の最も分かりやすい兆候でしょう。

 でも、実際に「聞く事」を実践してみると、エネルギーを必要としますね。とても疲れる仕事です。疲れない方法は、自分一人でやろうとしないこと、聞く仕組みを作ることですかね。

 何となくなんですが、「聞く力」の強い会社は人も辞めませんし、長持ちする気がするんです。

 
 

 

OAG税理士法人 代表社員 税理士 太田 孝昭 著

※広報誌「春夏秋冬」掲載

 
 


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