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働かせ方一つで、会社経営は強くもなり、弱くもなるんです。
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働き方いろいろ 働かせ方いろいろ

<2014年7月号>
 
     
 

 「すき家が“鍋の乱”で大量閉店」という記事が、大々的に報道されました。記事によれば、アルバイト店員への過大な要求がきっかけでアルバイト店員が大量に退職し、店舗運営ができなくなったということでした。これは、すき家のビジネスモデル=アルバイトによる店舗運営を直撃した話だと思います。しかもすき家だけに留まらず、全ての飲食店に共通した問題であるし、アルバイトに依存した店舗運営が限界を迎えつつあるという事実なんだろうと思います。

 それにしても、日本のアルバイト店員の質の高さは、世界に例を見ないほどです。例えば3.11の時にも私の周りでは全てのコンビニが店舗を開けていましたし、それを支えたのは時給1,000円に満たないアルバイト店員でした。それが今、限界に来つつあるんだということです。

 では、彼らを正社員化すれば解決するのかというと、必ずしもそうではないんだろうと思っています。この問題の底流には、働く事への価値観の多様化、経済的格差の拡大とそれらに基づく非婚率の高さ等々、昔のように一くくりに考えることができなくなっている現実があります。そしてそれを可能ならしめるインターネット社会と、食べる事は何とかなるという豊かな社会(豊かな社会ということには異論があると思うんですが)があります。すき屋問題はこのような社会的状況が底流にあって、たまたま顕在化したんだと思います。この事は非飲食の業種に当然に及んできます。「働き方いろいろ」というのは、働く人からの意見だと思ってください。この働く人からの意見を無視しては、会社経営ができなくなる現実が迫っているのではないかということです。

 これを会社経営の視点で見れば、「働かせ方いろいろ」ということになるんだろうと思います。働かせ方がいろいろ無いと、会社経営は難しいということです。正社員に魅力を感じない人も大勢いますし、時間にこだわる人もいます。お金に重心のない人もいます。もちろんお金中心の人もいます。でも、働くことが好きな人は、いっぱいいます。人は人に関わっていなければ生きられないし、喜びも楽しみもそこからしか得られないと、多くの人は知っているからです。働かせ方一つで、会社経営は強くもなり、弱くもなるんです。

 では、どうしたら人は生き生きと働くのでしょうか? 働かせ方の工夫は、全てに優先する事項だと思うんです。特に、女性に能力を発揮させることは、会社経営の根幹をなすと考えた方がいいと思いますし、これ無くして収益力の改善は無いと思っています。

 

 
 

 

OAG税理士法人 代表社員 税理士 太田 孝昭 著

※広報誌「春夏秋冬」掲載

 
 


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