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多様性は許容性であり、個性的でもあります。
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多様性

<2014年5月号>
 
     
 

 ブラジルといえば、サッカーであり、リオのカーニバルであったりしますが、もう一つ、南米最大の日系人社会があり、現在150万人程の日系人が暮らしているようです。そのお陰で、とても親日的な国家でもあります。

 少々用事があって、サンパウロ、リオデジャネイロ、ブラジリアの3都市を慌ただしく回ってきました。ブラジルの前知識としては、多様性、多民族国家、人種のルツボ、人種差別が無い、殺人件数が日本の65倍、国土は25倍、時差はちょうど12時間で昼と夜とが逆と、良くも悪くも日本とは対照的な国柄です。ブラジルでの世論調査によれば、自分は幸せだと感じている人は、日本の倍以上もいます。65倍の殺人件数なのに、です。日本人の感覚としては、夜一人歩きができない国で、どうして幸せなのか、不思議でなりません。

 滞在3日目の朝、ホテルの前の海岸をジョキングしていると、海岸のベンチに40〜50才の女性がビキニパンツで腰かけて、男性と話をしていました。それは普通の見慣れた光景だったんですが、部屋に帰ってきて、ふと考え込んでしまいました。日本では40〜50才の女性がTバックのビキニパンツははかないでしょう。何故だろう?

 ブラジル人は、他人の目など気にせずに、自分の好きな事を好きなようにやっていて、周りもそれを当然のこととして受け入れているのではないか。ここにブラジルの多様性の原点がある気がします。多様性は許容性であり、個性的でもあります。能力を発揮するには、適した資質ではないでしょうか。

 対照的に日本では、「同じである事」=「同質性」こそが大事な資質と考えられています。「良い年をして」「空気を読む」「目立たない」「意見は言わない」…。特に大人になればなる程、その傾向は強くなります。これは危険だと思わざるを得ません。近年、日本が停滞している原因は、この同質性にある気がしてならないのです。同質性は内向き指向を生み、異端を排除します。会社経営は人材が全てだといいながら、知らず知らずの内に多様性を排除してきたのではないかと反省しているところです。

 4月は入社シーズンです。新入社員がリクルートスーツに身を固めて歩いています。これは一体何なのか。こんな一律の格好をさせて個性的であれと訓辞を垂れる社長がいたら、おかしいと思いませんか。リクルートスーツに身を押し込めさせたのは会社の面接官であり、いわゆる大人の人々です。これは問題でしょう。自分の頭を思い切りチェンジしないと元気な会社にはならないと思った次第です。さて、皆様はいかがですか。

 
 

 

OAG税理士法人 代表社員 税理士 太田 孝昭 著

※広報誌「春夏秋冬」掲載

 
 


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