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胸を膨らませることが、如何に難しいか。
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胸を膨らませる

<2013年10月号>
 
     
 

前号では、「筋肉を鍛える」というテーマで書いたので、人の体についてあれこれと考えていたら、ふと「胸を膨らませる」が頭の中に浮かんで来ました。「係長は係員の胸を膨らませ」、課長は「課員の〜」、部長は「部員の〜」、社長は「社員の胸を膨らませる」のが仕事でしょう。そして仕事とは、お客様の期待を超えて、「お客様の胸を膨らませる」ことにあるんでしょう。結局、元気な会社を創るということは、様々な人々の「胸を膨らませる」ことに尽きるのではないか。しかし、これが難しい。「簡単にできるなら、苦労はないよ」といわれそうです。

ところで、私は10月に母校で高校生を相手(1,000人程度)に講演をしなければなりません。
半年前に頼まれて、承諾していたんですが、期日が近づくにつれて胸が痛くなり始めました。2か月ほど前、教頭先生から「テーマを決めて下さい」と言われ、結局、さんざん迷った末に「夢を持つことから始めよう(突然窓が開く事がある)」にしました。9月に入り、何をしゃべるか具体的に考え始めると、自分の高校時代が思い出され、その時の自分が「夢の話」を聞かされて楽しかったか、素直に聞く気になったかと考えると、胸が膨らむどころか、胸がしぼんできてしまいました。そもそも「高校生の胸を膨らませるなんて、大それた事ができるの?」と自問してみても、答は「???」。しかし、できるできないは別にして、大人が彼らに話をするとすれば、こんな話しかできないなという結論に達しました。開き直った感じです。胸を膨らませることが、如何に難しいか。高校生の講演を引き受けた事で実感しています。

しかし、一方では強いリーダーの待望論が根強くあります。何故でしょうか。もしかしたら、自分で胸を膨らませられない人々の、「自分の胸を膨らませて!」という気持ちの裏返しではないでしょうか。人は誰でも、自分の胸を膨らませたがっていると思うんです。それなら「火を付ければ」燃えるということです。火を付けることこそが経営者の仕事と割り切って、張り切る以外に方法が無いと思います。マッチ1本で火が付く人もいれば、それこそバーナーで1時間燃やしても火が付かないような、さまざまなスタッフがいると思います。願わくば、「マッチ1本で」と思うのは、欲張り過ぎでしょうか。

いずれにしても、凄いリーダーは、この火付けが凄いんだなと感心するばかりです。周りを見渡して、そんな人がいたら真似する事から始めませんか。

 
 

 

OAG税理士法人 代表社員 税理士 太田 孝昭 著

※広報誌「春夏秋冬」掲載

 
 


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